ジブン

取り残された建物

小学生の頃、市科学館友の会に入っていてバスで通う道すがら見ていた。名前といい佇いといい、ずっと気になっていた。 時が経て隣りが空き地になっていよいよの存在感

スタニスワフ・レム氏の訃報

はてなキーワードを見ていたら「惑星ソラリス」が上位にランクされていた。 リンクをたどると作者のスタニスワフ・レム氏がなくなったそうです http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/28/news028.html 僕の中での好きな小説で最上位のこの作品が自分の…

少年の記憶

ふと思い出したのだが、昔はどこでも住宅地にはドブ川があり青黒い川底には飯粒や野菜屑が沈んでにおいを発していた。今考えると不潔極まりないけれどそこはイトミミズがいたりして好奇心と警戒心の対象だった。 小学校入学前後のその時期、南側のそのドブを…

お父さんは…

以前にも書きましたが、僕の子供時代は高度成長期まっただ中でした。ウルトラセブンが身近に感じるのはその中に出てくる家庭が未来の夢も含んだ「ぼくんち」そのものだったからかもしれません。幸せなイメージのその時代父の勤め先はエルモ社という今はない…

心の波長

人との相性を音叉の共鳴やラジオの同期になぞらえて「波長が合う」などと割と気軽に使います。「気が合う」とも「考えが似ている」とも違う、心がピッタリ寄り添う事が出来る感覚です。 友人であるとか恋人だとか仕事の仲間ならば波長が違う方がかえって面白…

今枝になります。

自分とは、自ら分かつと書きます。 人と自らをワタスのが「私」、分かつのは自分 でも、時には区切りとして自分を持つことも必要なのかもしれません。今枝になりますと書きましたが、正確には今枝に戻る作業です しかし、このことを寝床で天井を見ながら考え…