匿名と実名あるいは距離感

れっこさんにコメントをいただいたのをきっかけに色々なことを考えさせていただきました、ありがとうございます。
匿名が原則のインターネットの中で誠実に活動してきた人にとって匿名であることを隠れ蓑として発言する人たちに対しうんざりする思いはたびたび抱いておりました。SNSというシステムはその一つの回答なのかもしれません。ただ、漏洩してしまったら取り返しの付かない情報を扱う中で友達の友達はすべて信用していいのかという疑問はずっと持っていました
さて、お互いの親密度はその情報公開の度合いによると何処かで読んだことがあります。自身の情報をより多く公開して人との深いつながりを求めるのか、沢山の匿名の人たちが出入りする大通りのような場所で次々とつながりを作っていくのか、つまりそれぞれのコミュニティの特性を知った上で求める結果にあった場所を選んでいくということになるのではないでしょうか。
その人との距離感がシステム側の一方的な変更にあってしまった。
他人の管理に依存するシステムの弱みではあります。管理者の認識(SNS内のブログ)とユーザーの認識の乖離からでしょうか。
組織が何らかのビジョンと意図を持って所有するインフラを運営していくのは致し方ない一方でインターネットコミュニティはユーザーが作り出していく物です。であるならば管理運営する側はビジョンを公開し共に作り出していくという姿勢が無いかぎり、すれ違い衰退してしまうのではないかと思えます。
参考までに、私が以前から利用させていただいているはてなでは運営側がユーザーを募って公聴会を開き、概ね成功しているのではないかと見受けられます
はてなダイアリー日記