はてな住所登録パブリックコメント

はてなが全ユーザーに対し住所登録を義務化することを検討しています。
経緯についてはこちらを参照してください。
僕はこの姿勢に対し強く賛同します。
この記事はそれに対するパブリックコメントとして書いておりますので、まずは見解を表明したいと思います。

1.全ユーザーの住所登録を義務とする を支持します。
理由
インターネットに氾濫する匿名による無責任な行動はインターネット文化自体を阻害すると考えています。正直匿名の人々というお化けにうんざりしています。
インターネットコミュニティに於いては信頼できる管理者にユーザー管理を任せその中で利用していく形が望ましいと考えます。
ただしここで問題になるのは「信頼できる管理者」の部分です。
今のはてなは比較的信頼を得ていると思いますが、組織という物は変わって行く物です。はてなが検討しているようにプライバシーポリシーの見直し・プライバシーマークの見直しは勿論ですが可能ならばユーザーによる監視システムが在ればよりよいのではとも思いますが、そこまで用意していただく必要はないと思います。
無料=お手軽=匿名という図式が固定概念化してはいないか。無料であることと自分の存在を隠すことはイコールである必然が無いと考えます。

それでは上記1以外の案について考えたいと思います。
2.住所登録を選択制にする:システムが無駄に煩雑になり利用法も複雑になる、信頼できるユーザーとそうでないユーザーが混在することになる、機能を限定すればそれを利用するユーザーはいずれ制限のない方向へ移行していき制限ユーザーの設定が無駄もしくはい非常に過渡的になる。
3.住所登録は行わない:より厳しい管理が必要になり管理側のむなしい労力が増大する、ユーザーはそれにより管理される存在になる、しかも従来のコミュニティ同様暗い部分を抱えた存在になる。
そもそもインターネットコミュニティはユーザーが作り上げていくべき物と考えます、そのためには何らかの担保(ここでは住所というリアル)を預けた後それぞれの責任に於いて活動することは非常に正しいスタイルだと思います。無責任な行動や悪意を伴った目的を持った行動を排除する仕組みは必要でしょう。
自由に使えるシステムを提供していただいている中でおんぶにだっこではてなにすべてお願い・依存・要求していくことを僕は望みません。

余談ですが、SNSでは一概には言えませんがリアルでの人間関係を担保にして安心を保証するというスタンスのようですが、インターネットコミュニティに現実の人間関係をそのまま持ち込むことには限界があります、そしてそれはインターネットの可能性を大きくそぐことになると考えます。

現在のはてなの姿勢と方針を強く支持するものです。