ハタラキの価値

所得格差の増大は自由競争による資本主義に取っては必然なのかもしれません。
企業の優遇や累進課税の緩和の理由として小泉さんは「やる気がある人が実力を発揮するモチベーションの為」的な事を言っています。そういわれればそんな気もしますが何処かおかしい気もします、お金による報酬が評価であるそれは 利益を上げる事が基準の企業価値観をそのまま人の幸せに持ち込んでいる、すり替えとも感じられるのです。行った伊那にとすり替わっているのか。
貨幣の始まりは物々交換の際、貝や石や貴金属に置き換わり貨幣になった。対価としての貨幣、本来は感謝お礼の形なのではないかと思う、何かしていただいた事に対して感謝を支払う。そう考えると代金を支払うお客が賃金を支払う雇用主が主導権を握る今の経済は逆立ちしているようにも見える。
そんな風に考えてくると幻想のようなお金に寄らない生活を作っていく事が新しい生の価値には不可欠なのではないかと思えてくる。