介護保険

赤字になるから国民サービスを削る中で介護保険制度が四月に変更されている。
健康保険は治療目的を明確にし、それに対応する決まった治療行為に対して支払われる。一方介護保険は介護が必要な人を5段階に分類し段階に応じたサービスが細々と決まっています。健康保険の自己負担額もついこの間増えました、介護保険も決まっていたサービスが大幅に削られました。
医療の現場ではすでに適用されていて、患者さんの支払いは増え病院側でも収入が減る上に無報酬のサービスを行わざるを得ない場合もあるという。例えばお年寄りのリハビリが介護保険で支払われなくなった人があっても即止めるわけにはいかなかったりするようだ。
そして10月からは家庭での適用も変わります、ベットなんて慣れないから嫌だと言うお年寄りがやっと使い始めたギャッチベット、生活に馴染み始めたにもかかわらず1割負担だったものが10倍になるからと返却しなければならないと言う。政府の説明は「自立を促す制度に変更」とか、言い換えれば放り出せば自分で何とかするだろう意味だ。
あれだけ大々的に始めたサービスをほんの数年で取り上げてしまう、それが国民サービスなのだろうか。
ところでどうしても分からないのはいわゆるケアマネージャーが担当できる人数が従来の60パーセントほどになるとか、なんのメリットがあっての変更なのだろうか。
すでにケアマネージャーが不足しはじめているようだ、加えてタダでさえ専業では報酬が少ないと言われているのに担当数が減ってしまって問題は起きないのだろうか。