普通であること

生命の誕生にとっては地球の組成、大きさや自転周期、公転半径などは奇跡的な値だという。しかし科学的な思考を一貫するなら、地球がそういったスペックだったからこそここに生命が誕生したのだとも言える。
まっとうな奇跡は普通の出来事の積み重ねで起きる、あっと驚くような奇異な出来事はキャッチーな幽霊話や衆目を集める必要のある宗教周りで起きているのだがそれはテレビでの話題にもにて実際よりも多く、大きく目に映る。
それでも心に響く出来事は日々普通に起きていて、日々書物を開くように読み解けばミラクルで脚色する必要もなく発見が迫ってくる物だと思うのだ。僕自身は霊界も神霊も信じていてよく話題にするのだが、できるだけ普通の事として理解し表現している。その世界の用語は時に便利なのかもしれないが明示できない言葉は誤解を生みやすいし、何となくそれを使わない美意識のようなものもあると思う。
それでも冒頭に書いた地球の奇跡も奇跡として理解している、それは僕の目に映る世界は僕自身の物なのだから。果たして科学者の想定する客観的な世界は存在するのか、極論すればこと僕にとっての世界は僕の魂の成長の為に用意していただいたととさえ思える。