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愛情の味

日本料理の中村孝明だったと思うが、プロにはできない家庭だからこそ出来る出汁の取り方というのを紹介していたことがある。
うまい梅干しが欲しくてスーパーを探しても旨味調味料が添加されていないものは皆無で、梅干しに限らず既成の漬物で本来の醗酵による旨味でつくられたものは皆無だ。
チクロが問題になり水俣病が表面化し清涼飲料の着色料が社会問題になった頃少年時代を送った。各家庭に必ず化学調味料があり直接なめたりもしていた。それでも大人になってなんとか本当の出汁の味を知り漬物の醗酵による旨味を知り三温糖のおいしさをしっている。
ところが気がつけばうどんの汁を作るのにかつをダシを取ると驚かれ醗酵臭のある柴漬けが嫌われ甘い梅干ししか手に入らないように成っている。
家庭だから伝えられる味がある。余分なエネルギーを使わない地場の食材、旬の食材を選ぶ事ができる。これから出て来るであろうBSDの危険があるビーフエキスを避ける事ができる。
家庭だからこそできる事がある。