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大和言葉

日本語と神道

日本語と神道


以前からやまとことばに関心があります。
音を主体にしたやまとことばは1音1音に意味があります。有名なところではチは血であり乳であり重なると父となりイのチの根源を表します。
特に興味深いのは、例えばヒは火、日をミは水を、ハは開けたイメージをイは潔斎をと1音もしくは2音程度で概念やイメージを伝える点でこれは言霊に通じる部分です。
最初に示した本は言語学と神道の知識とで大和言葉をいくつか解説しています。
いわゆる言霊については言語学では追い切れないふかさがあります。一方で出口王仁三郎のなどの神秘家の言及は示唆に富むもののその人物の都合や思い入れもあり、その点を知っての解釈が必要であろう。また偽書と言われるホツマにも多く示唆に富んだ内容がある。
いつか僕にとっての言霊をまとめて見たいと考えています。
そんな中でこの本においても

「神代」と表記してクマシロともカミシロとも訓んだことが日本最古の辞書である「倭名類聚鈔」にみえる。クマは隅や熊などの字が当てられ、熊野等の地名が示すように奥まった隠れたところを意味する。このクマはクムという動詞から派生したという。姿を示さず隠れるというのが原義である。(坂倉篤義「語源―「神」の語源を中心に―」、「講座日本語の語彙」第一巻)

など、いくつかの発見があった。
酒(サケ)は

「さかみ」といい、「さきほふ」力をもつ水の意

という。サの音は勢いを伝えサケは栄える幸はうをイメージとして伝え、その音を発する直前にその音を耳にしたととたん、心のうちにそうした概念を惹起する。
その働きこそが言霊なのだろう。