伝説巨人イデオン

　
ずっと気になっていたテレビアニメがやっとDVDになった。
もうすでにアニメにあまり興味が無くなった頃に放送されていてたまに見るとなにやら興味深い内容っぽくて気にはなりつつも全体を把握できないままでいた作品です。それでもテーマ曲には惹かれて当時趣味でいじっていたフルートで吹いたりしてた。
ガンダムの成功で気をよくしたサンライズと富野善之氏が夢を描いて作ったであろうこの作品は異星人とのコンタクト・善悪・知的生命の集合意識などかなり大きなテーマで描かれている。内容がストイックで当時それほど人気が出なかったものの一部のファンの間では強く支持されていたと記憶しています。これを作った人、見た人たちはこうした若干哲学を持った作品にアニメーションの未来を夢見たことだろうと思う。
そのころ夢見たアニメーション作品の未来は現在どんな形になっているのだろうか。それらの一部は実現しているのかもしれない、けれども日本人の限界なのだろうか　アニメにおいてそのころ思い描いたスケールはまだ描き切れていないのかもしれない。
芸術を消費する側として作り出す人たちにエールを送りたい。