冬の空は


冬の空は




子供たちと会ってきた冬 の 空はスス色 で
運転していると息苦しくなって顔を覆ってみる
背が伸びた娘たち 力満ち始めた坊主
そんなことが当たり前のように
四人で枕にしあって絨毯の上で
テレビ見て笑って お互いのこと笑って
それじゃあ って
でも行ってきますとは言えない んだ

スス色の空の下を帰らずに走り続けて
何もかもからつながりが無くなって
スス色の空も切れてしまうところまで
行くにはどれだけかかるのだろう