人の進化

最近人の笑顔を読みとってシャッターを切るデジタルカメラが出来ている。
この、演算で人の表情を読みとると言うことはとても大変なことなのだという。
しかし、人はそれを直感的に行っている。
顔や仕草や声音からは、ほとんど測定も出来ないほどの一瞬の小さな変化を、人は易々と感じ取っている
そしてその感度は最近ますます上がってきているように思われる。


たとえば、無いと言われていたベンゼンニトログリセリンの結晶がシンクロニシティを伴って発見された後は
ごくありふれた物となってしまったのと同じように
ある時期をさかいに、一人また一人 とテレパシーを交換できる人が現れ始めたら
しかも本人さえそれに気づいていないとしたら
世の中にはどんな現象が起きるのだろう。


政財界の不祥事に謝罪や各種の責任を求められているのと同じように
情報の公開、すなわち真正直であることを求められるようになったのはいつ頃からだろうか
例えば、若い力士が亡くなった事件では相撲界の一般に開かれていない体質も問題視されていた。
組織で言うところの情報公開は一人一人が目を背けてきた心の闇を開くことにつながっている
生菓子をタイムリーに提供する手段として冷凍保存を習慣的に行ってきた赤福は
過去のどこかでその表示方法に問題があることに気がついているはずだ。
騒ぎを恐れて意識から飛ばし後回しにしているのは一人一人の人間の心だ。
それが形になって現れた時にも、変わらず形だけを問題視していては何も進歩がないはずだ。
追記:ベンゼンでは無くニトログリセリンだそうです。訂正しました