自ら立つということ

「自立」という言葉は色々なレベルで使われるが、本質的には判断などのかなり初期、思考パターンにこそ見つめ直すべき事だろう。小泉氏は政府が赤字だと言って内部の不正や無駄を洗い直す前にサービス削減と税負担増加に勤しんだ。
自らの失政と目先の利かなさによる景気失速にも従来と大差無い対策しか出せずに無反省に古くなった経済理論しか持ち出せない。

消費者庁観光庁の設置などと「増え続けるタンス預金」を吐き出させる画策としか思えない、それぞれに有体な目的は看板に掲げているようだが。
事に今は、個人がそれぞれに何らかの蓄えを持たざるを得ない環境だと言うのに。

世界的に穀類不足が継続する事が明らかになりつつ有る。地球規模で各国が農地の確保に動き始めている
日本は地下資源に続いて農産物も決定的に弱点になりつつあり、今こそ農政は最先端の問題に成って来ているはずだ。
にもかかわらず行政の農に対する意識は40年前と大差無く、未だに減反政策が生きている事に絶望さえ感じる。
国には世界に対する国としてのビジョンと自立し得ない弱者に対しての手当て、バランスが崩れない所得の際配分を期待するばかりだ