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人は何次元の存在なのだろう

この時代にじわじわと次元にまつわる話題が出てきているのは面白いですね
少し前には多次元宇宙の新しい理論でリサ・ランドール氏が話題になっていました。
また、フランスのJos Leys, Etienne Ghys, Aurelien Alvarezさん達が作成された数学教育用の動画
が、はてなブックマークで356userをつけました、はてなというのはある種ローカルな場ですが。

この動画を見ていると思うのですが、二次元(パソコン画面)上に3次元イメージを描画して
それでもって4次元(ここでは時間は次元から除外)について説明しています。
しかし、よく考えると
人の目に写っているいる映像はもともと2次元なんですね、具体的には眼底にある網膜はデジカメの素子と同じ2次元です
両目で見ることでおきる画像のズレと、時間的変化や身体的経験とを総合して
「脳内で」3次元化しているわけです。
味覚・嗅覚はちょっと別にして、聴覚も実際のところ2次元ですね。左右の耳から入る音の位相のズレから水平方向の方角を測っていますが上下方向は頭を動かさないと正確にわかりません、顔を横に(前後ではだめです)傾けるとよく分かります。
触覚も正確には2次元のようです、こちらも身体感覚で補っていますが。

ただ、もう少し突っ込んで考えると網膜も点で光を感じる視細胞の集まりですし、耳も鼓膜の振動に過ぎません。
人の体験を3次元(もしくは時間を加えて4次元)にしているのは頭の中の処理です。
そういえば、脳にある種の障害のために体の片側半分の空間それ自体を認識できない例があるとか
また、野生動物はがけや壁などの障害にぶつかるとひたすらその障害沿いに移動して途切れる場所を探すのだとか、その意味で言えばある種2時限的な存在です。かく言う人間も相当に長い期間、地表の限られた範囲に限定された存在でした。

そう考えていくと、計算や理論ではなく「経験」的に多次元を理解できる可能性はあるのかもしれない
そんなことをいろいろ思い描いているところです。