イラクのこと、あるいは国格

香田さんの残念な結果について多くの方がきっと言及しているだろうと思ってブログを検索してみました。
僕の中では今回の成り行きと結果に強く遺憾を感じるのですが、明確に「勝手に行ったのだから」「そんなことに税金を使うのは許せない」という記事を書いている人が居ること目の当たりにして少々ショックを感じる。
意見を述べるのは自由…ではあるし否定すべき物でもない、が。それは自分の心の中でも時に残忍なイメージを発見しショックを覚えるのに似ていて、否定するわけにはいかないがそうではなくありたいと望むべき事だと。
香田さん自身が拘束されていた数日間どんな思いで居たのか、彼に身近な人たちはどんな気持ちで居るのか、事の是非とは別個に想像する・思いやる事は出来ると思います。
彼自身イラクに行く際それなりの覚悟は有ったのでしょうがどこまで現実のこととして考えるだけのインフォメーションと考察を持っていたのか疑問です。これから当事者に成るであろう人にはあらためて情報収集と熟慮を求めずに入られません。

しかし今私たちが考え得ることはなにか
救出の手段、安否情報を周辺諸国やアメリカに依存し
第一報に際しての国家元首のコメントに至っては
アメリカにきいた台詞をそのままに「テロに屈することはできない」としか言えないこの国の政府に失望する。
先に様々渦巻く意見を心の葛藤にたとえたけれど、国際社会においての国のあり方は人格のごとく国格と呼べるイメージがあると考えます。
私たちの国格の選択はこれでいいのか

この記事へのコメント(投稿順)

オオカミ
tosikiさん、はじめまして。「お目だるいお話」のオオカミと申します。名前にリンクした拙エントリ「5人目の犠牲者になるか?」に新規にまとめを付け加えました。残念ながら、tosikiさんご指摘の「税金無駄遣い」派の意見なので、対立するところもあるかと思いますが、議論の一助としていただけると幸いです。
ちなみに私は右翼でも国粋主義者でもありませんし、逆に左翼でもありませんが、12月に自衛隊は撤退すべきと考えています。
(2004/11/09 00:01) [返信]

tosiki
初めまして、ようこそお越しくださいました。
税金無駄遣い派の意見しっかりと拝見しました。(笑)
思うところたくさんありますがどうもまとめ切れておりません。しばらくご容赦ください。
そして今後ともよろしくお願いします。
(2004/11/09 18:30)