学校の授業風景

今日は息子が幼稚園を病欠したので暇つぶしに教育テレビを一緒に見ていた。
幼児向けの番組の合間に学校での授業形式で算数をやっていたのだけど、見たところ五年生前後の子供が級数の入り口をやっていて、それはいいのだけど手を挙げて答える子供の回答が
テキストの解説ページのように完璧
なんです。先生(役?)は「すばらしいですねぇ、では?…」
と次の模範解答に向けて話を誘導するばかりです。
あんなパーツを組み立てるような回答がタイムリーに出てくるのはテレビの構成のためなのだろうけれど、ふと
塾が学校の授業に先行していて受験のために前向きな児童が多い教室だとしたらこんな授業風景は特別ではなくなるかもしれないと思ったのです。
ウチは今のところ塾へ行かせていませんし、これからもそのつもりはないのだけど、もしもこんな授業が学校で展開されていたらと思うと不安を覚えてしまった。
その場で初めて習う子供には劣等感を、インプットとアウトプットのみを習って模範解答を吐き出す子供には理解したという勘違いを与える。
学校での授業風景がこんな具合ではないことをねがうばかりです。