子供が学ぶんです

学ぶ時人は自身に不足している事を発見するところから始まります、足らざるを知る必要がある。
人が自ら足らざるを知るのはある程度成人してからで子供の頃はまず年長者を敬う事を教えなければそこに指導は成り立ちませんし幼いものをいたわる事も知り得ません。
何も旧態然と子供が萎縮するほど支配する必要はないが、深く子供を思えば最低限の順序は感覚として教える必要がある。
ボーイスカウトの指導システムの中でもそれはとてもうまく機能しています。
(ただし、中にはやはり勘違いして子供を支配している指導者もいますが)
それは学校教育以前の問題です、それは家庭から始まっているはず。
そこを外してしまって成長してしまった子供に、改めて尊敬や恐れを知ってもらうには戸塚ヨットスクールのようなアプローチも必要なのでしょう。戸塚氏は海の上という子供にとって不利なフィールドに強制的に連れだし、なおかつ自然に向かうストレスを持って指導している。
逮捕されてもなお堂々としている戸塚氏には理由があるんです。
ただし、子供たちに対する戸塚氏の優位をちゃんと植え付けた後にはあれほどもの体罰は不必要に見えるが。

子供に対しての体罰は原則必要最小限、生命の危険がある時・人としてやってはいけない事をそれと知って行った時に限るべきだ。
ただし、必要な時期にそれらを学び損ねた子供には最低限の体罰は必要になってくるだろう。
これほどまでに教師を縛ってしまったのは、過去に不埒な教師が居たから(僕自身何度か目撃している)で、今更教師にのびのびと体罰を許すわけには行かないが、家庭での教育が出来ないままで必要以上の権利主張をすることには再考が必要であろう。

余談だが、自衛隊の教官で「頭をどついて揺すってやるとよく覚える」などとあきれた錯誤を口にしている人もいると聞いた事があります。